【若おかみのてくてく島日記】3月9日:140日め

  • 2014年3月9日

いよいよ、卒業式・閉校式の当日です!
たくさんの人が集まってくれました。なんとクニさんは、びしっとスーツで来てくれました!外には車がずらっと並んで、校舎に入りきらないくらいになっていた光景には、胸がぎゅっとしました。

朝9時、卒業式スタート!
まずは、笹井さんの卒業制作について報告発表です。

笹井さんは、卒業制作で「Our Diary」という作品をつくりました。
この冊子は、いま現在三宅島で暮らしている人たちの、ある一日の暮らしのようすを集めたものです。中を開くと、島在住の方々(島外・島内出身者問わず)の一日のスケジュールが書き込まれたページを見ることができます。
さまざまな人の三宅島での一日を集めることで、そこから島の生活リズムや暮らしを楽しむヒントを見つけていく作品です。

この作品は、笹井さん自身が島外から仕事の転勤でやってきたという背景が強く影響しています。暮らし始めた当初、何をどこで買ったらいいの?営業時間は?休日はどう過ごしているの?…と、とても些細なことだけど、島でよりよく暮らしていくために、あったらいいな!という情報が手に入りづらかったのだそうです。
そんな笹井さんの体験を経て生まれたのが、この「Our Diary」です。
仕事が終わった後の時間でアンケート協力をお願いしたり、三宅島大学で打ち合わせしたりと、とても大変だったと思います。笹井さんの想いが成果物として完成したこと、本当に嬉しかったです。お疲れさまでした!

卒業式にご出席してくださった、慶應義塾大学教授の加藤文俊 三宅島大学副学長、東京アートポイント計画 ディレクターの森司さんから講評をいただき、卒業証書の授与をおこないました。
また証書授与の際に、看板先生の磯谷さんから牛乳せんべいのレイ(首飾り)がおくられました。昨日つくっていたのは、これだったのです!笹井さん、ご卒業おめでとうございました!

ここで第一部は終了。小休憩をはさんで、第二部へ。
その休憩中、本校舎の巨大黒板にメッセージを自由に書いてもらいました。

第二部では、会場にいる方々みなさまから一言ずつもらっていきました。
しんや、照れながらも話してくれました。

その中でも、2人の島在住の女性から、「三宅島大学がおわっても、私たちでできることがあるのではないか…ということで、ラジオをします!三宅島のことを発信していきます!」と、嬉しい発表がありました。さらに、「三宅島大学は“終わり“ではなく、あくまでも“休校“だ」という言葉をいただきました。
また、この場には参加できなかったアーティスト、学生の方々、
さまざまな面から三宅島大学を支えてくれた方々からもメッセージを寄せていただきました。

三宅島大学の学生の方々と話をして企画した、三宅島大学のロゴクッキーも配られました。これは、「バレンタイン先生」のチセさんから教えてもらいながらつくったものです◎

最後に、三宅島大学の看板の受け渡しです。
その前に、看板前で、三宅島大学を卒業した、田中さんと笹井さん。ツーショット!(写真は、磯谷さんのfacebookからお借りしました。)

本校者の場所を教えてくれていた看板は、三宅島大学でたくさんお世話になった築穴家に置いてもらうことになりました。
看板をはずして、加藤文俊 三宅島大学副学長から築穴一也さんへ。
看板の受け渡せる人が、三宅島にいる。それがとても幸せで、とても温かいつながりを感じました。これからも、よろしくお願いいたします。

3年目のプロジェクトだったけれど、いいことも、もちろんそうではないことも、全部ひっくるめて、こんなにもたくさんの人からの想いがつまっているということを実感すると同時に、熱いものが何度もこみ上がってきました。
三宅島大学プロジェクトの立ち上げ段階から関わっている立場として、あの頃と変わったこと、変えられなかったこと、それらを通して色んなことを学ばせていただきました。
かけがえのないプロジェクトの大きな節目に立ち会えたこと、とても嬉しく思います。

最後は集合写真。本校者と校旗と一緒に。みなさま、ありがとうございました!

(文:上地)

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